「寒いリビングを、暖かくしたかった」

川越市・村山様邸

「暖かいリビングにしたくて、リフォームを思いつきました」
    

 閑静な住宅街の一角に、ドウダンツツジがひときわ赤く紅葉したお宅が目につきます。そのお宅が村山様邸でした。新築同様の邸宅で、手入れが行き届いています。
 ご夫妻が玄関まで出迎えてくださいました。どちらをリフォームされたのかしら、と思いましたら、「キッチンとリビングとお風呂場と、壁紙の貼り替えと」、まだ続き、「それから、屋根と外壁の塗り替えもしていただきました。」新築同様に見えるのも当然です。
 リフォームを思いつかれたのは、寒い室内をなんとかしたい、という理由からでした。

お仕事でドイツに住まわれたこともあるエンジニアのご主人。

  リビングルームには、二メートル幅の目新しい温水パネルヒーター(灯油で温めたお湯をパネルに循環させて放熱する)が入っていて、ご主人から「多分、関東地域でこのヒーターを使っている家は珍しいと思いますよ」と教えてくださったとおり、初めて目にするモダンなヒーターです。
 「灯油のファンヒーターでは風が気になり、といって、ガスは使いたくないし、電気では高くつくし、で、温水パネルヒーターをお願いしたのです。」
 灯油などのファンヒーターよりずっと肌にやわらかい暖かさを感じます。ご主人が気にいられた理由が納得できました。

 それだけではなく、新築したときに床下に取り付けた断熱材が隙間だらけで、断熱の役割をしていなかったため、隙間を埋める作業をし、暖かさを逃がさない工夫もしました。工夫はまだあります。一間半ほどの半円形の出窓をまったく同じ型のFP工法で使用している樹脂サッシに取り替え、「去年まで、寒い部屋でした」とおっしゃる奥様の言葉が信じられないほど、快適なリビングルームの室温です。

バスルーム・脱衣所・洗面台・洗濯機置き場が、見事な動線に

 キッチンのスペースを明るく広くするために、一間ほど奥に増築し、使い勝手もよく安全なIHヒーターつきのレンジに取り替えました。床のフローリングの継ぎ目で、ようやく増築したことに気がつくほど、ダイニングとキッチンがしっくり合っています。
 キッチンから廊下づたいにつながるバスルームは全体的にリフォームされたということで、拝見させていただくと、洗面台、洗濯機置き場、脱衣所、バスルームが見事な動線でつながり、主婦にとっては動きやすくて、合理的な水回りのサンプルのように、整然としています。バスルームはもちろんバリアフリーです。
 「年だから」とおっしゃっていますが、スマートで若々しく、お二人ともジーンズがお似合いの素敵なカップルです。ご主人のお仕事でドイツに三年ほど滞在されていたとお聞きして、なるほどと思いました。環境に対してとても真剣に考えていらっしゃるからです。

「”川越さんぱく”(川越産業博覧会)」で奥山さんと出会いました
  

 奥山建設との出会いは偶然でした。
 「昨年の秋”川越さんぱく”に奥山さんが出展されていて、新築じゃないとムリかしらと思いつつ、『夏涼しく、冬暖かい家』というコピーにひかれて、寒い一月になって奥山さんを訪ねました。
 そうしましたら、細かいところに手が届くというのでしょうか。こちらのムリな要望に、一つ一つ対応していただいて、担当の小林さんも大変だったと思います。」
と奥様がおっしゃれば、

ダイニングキッチンを広く使えるよう増築し、レンジにはIHヒーターを採用しました。

 「七月の中ごろから準備をしていただいて、完全に終了したのが、つい先だって、十月末でしたね。」とおっしゃるご主人に、「期間が長くなってしまったのは、主人が急に温水パネルヒーターが欲しいなどと言い出したからですよね。」と、奥様がカバーしてくださいました。
 ご自慢は、リフォームによって、オール電化にされたこと。
 「ガスは高いし、これから年をとっていくとガスの取扱いもおぼつかなくなりますが、電気なら安心です。それに、わが家は深夜電力に切り替えたので、電気代は思ったほど高くないです。」とご主人。
 道路を隔てたお向かいにお嬢様ご夫妻がお住まいで、お孫さんが毎日のように訪れているそう。大人の雰囲気の室内に不思議な安らぎを覚えたのは、小さいお子様のおもちゃがリビングルームの一角に置かれているためでしょうか。今日も遊びに見えるそうで、ご夫妻のお顔が、急におじいちゃま、おばあちゃまの笑顔になりました。玄関の片隅にご主人お手製のかわいい靴脱ぎ台が置かれていたのは、小学一年生と二歳になるお孫さんのためでした。
 家が人を選ぶのでしょうか、人が家を選ぶのでしょうか。素敵なお宅に、素敵なご夫妻が住まわれていました。


取材 山本